ポールフォーケン著「ドローダウン」より


脱炭素化は、目標ではなく、問題を描写する言葉にすぎない。脱炭素化の目的をきちんととらえることが重要。
気候とは地上の生物学的活動と相関関係があり、いわゆる大気の物理学と化学のことである。

地球温暖化は、私たちのために起きていると考えてみたらどうだろうか。大気の異変は私たちが何をつくり、どう行動するかを変えなさい、再考しなさいというメッセージなんだと考えてみたら、生きる世界が違って来るのではないだろうか。
地球温暖化を逆転させるために温室効果ガスを減少に転じることは、リベラル派のアジェンダでも、保守派のアジェンダでもない。人類のアジェンダなのだ。

人類の全体的なレジリエンスを高めるために軸となるのが女性と女児である。女性と女児の権利とウェルビーイングを向上させれば、この地球上の命の未来を好転させる可能性がある。だから、ジェンダー平等の必要性は大きい。

サステナブルという言葉は、今が持続可能ではないから使われている言葉。未来に負担をかけずにあるものを生かして暮らせるようになれば、サステナブルは死語になるだろう。それは、SDGsも同じ。

(ポールフォーケン著「ドローダウン」より抜粋)

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